ショパコン、最終結果が出ましたね。
優勝は、女性です。
ユリアナ・アヴディエヴァ(ロシア)
なんとわたくし、
夜中の2時過ぎに、彼女の協奏曲を生で聴いて(見て)おりました。
第三次予選、ファイナルで聴いたのは、彼女の演奏だけ。
たまたま、この日は夜遅くお仕事メールがドヒャッと送られてきて、
慌てふためいて対処していたら、寝られなくなってしまったのです。
それで、
「そうだ、この際、ショパコンを聴こう!」
と決意。
サイトを開けたところ、彼女、第1楽章を演奏中。
ついつい、第3楽章までぜーんぶ、聴いてしまいました。
非常に印象深かったです。
まずは、その衣装!
女性ですが、「黒いパンツスーツ」。それも、細身の。
印象としては、男装!に近いです。
コンクールで、パンツスーツの女性演奏者を見たのって初めてかも。
それから、その態度。
なんといいますか、演奏中も、演奏後も、
媚びない!微笑まない!乱れない!
オーラに包まれつつ、毅然、超然として弾いている感じです。
お辞儀をするときも、その態度は変わらず。。。
演奏が終われば、ほっとした表情を見せたり、微笑んだりするのが普通
のような気がするのですが、そんな様子はほとんどナシ。
「潔い!」という印象の彼女です。
それから、その目!
オーケストラだけの演奏のときなど、上を向いて目を閉じたりもするのですが、
自分の演奏となって、かっと目を見開くと、まあ、もうびっくるするほど……
大きい!……そして、美しい!
もちろん、夜中に3楽章ぜーんぶを「聴かせる」その演奏も素敵でした。
いろんな音色を自在に繰り出してくる、という印象でした。
さすが、軽やかなパッセージの繰り出しぶり、見事でした。